北京五輪陸上女子五千メートル代表の小林祐梨子(19)が所属する豊田自動織機が、金メダル獲得時に5000万円のボーナスを用意していることが10日、分かった。
選手1人に対する報奨金としては異例の高額。
期待を背負う小林は、8月に初めてケニア人選手と合同合宿を行い、本番へ向けて持ち前のスピードに磨きをかけていく。
ボーナスの額が、小林に対する期待度を表している。
豊田自動織機からはソフトボール代表も出場するが、小林は別。
同社関係者は「陸上は金メダルなら5000万円のインセンティブ(奨励金)という規定になった」というが、陸上代表は小林しかいないために事実上、小林の活躍だけに対するボーナス規定ということになる。
陸上界では、四百メートル障害の為末大が所属するAPF社社長が、金ボーナスとして「100万ドル(約1億1000万円)ぐらいかな」と話したことはあるが、他競技と比べても高額だ。
小林の場合、入賞時のボーナスが数百万円の規定となっており、期待の高さがうかがえる。
現在、社内留学制度を利用し岡山大に通う小林は、学費を高卒2年目の社員と同じ額の給料から支払っている。
五輪ボーナスが出れば学費の足しになることはもちろん、将来への蓄えにもなるはずだ。
この日は岡山大での講義後、同市内のグラウンドで練習を公開。
「自分の力を出したい」と初めての五輪への決意を改めて語った。
本番直前の8月初旬から約2週間、熊本県などでユタカ技研所属のケニア人選手ワンボイ、カリンヂと初の合同合宿を行うことも決定。
須磨学園高時代から指導する長谷川重夫監督は「スピードの上げ下げを実戦形式で練習させたい」と狙いを説明した。
今回は4分7秒86の日本記録を持つ専門の千五百メートルではなく、世界に近い五千メートルに絞り五輪を決めたが、来年のベルリン世界陸上は千五百メートルでの出場を目指す。
その前にまず五輪。「経験がないので、挑戦者の気持ちでいく」。経験するだけでなく、ボーナスを獲得するような結果を狙う。
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アテネでは JOC支給の報奨金総額は1億5600万円だった。
16個の金メダルを含む史上最多の37個のメダルを獲得。
報奨金制度が導入された92年アルベールビル冬季五輪以来、過去最高の支給額に。
JOCの報奨金規定は金300万円、銀200万円、銅100万円。
同大会で金2個、銅1個の競泳・北島康介は700万円を贈られた
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