ブラジル代理処罰 被告を釈放
おととし、静岡県焼津市で親子3人が殺害された事件で、「代理処罰」に基づいて母国ブラジルで殺人の罪に問われている男が、サンパウロ州の裁判所の決定で釈放され、再び逃亡しないか懸念する声が出ている。
この事件は、おととし12月、静岡県焼津市で日系ブラジル人のミサキ・ソニア・アパレシダさん(当時41歳)と2人の息子が殺害されたもので、日本政府から代理処罰の要請を受け、ブラジル人のネベス・エジルソン・ドニゼッチ被告(45)がサンパウロ州で殺人の罪で逮捕、起訴されています。
ネベス被告はことし2月に行われた初公判で、起訴事実について「何も言いたくない」と答え、罪を認めていませんでしたが、サンパウロ州の裁判所は2日、ネベス被告の拘束の無効を決定し、ネベス被告は2日夕方、日本時間の3日朝釈放された。
この理由について、サンパウロ州裁判所は、NHKの取材に対して「拘束が法手続き上、無効だった」と述べただけで、具体的な理由については明らかにしていません。
また、ネベス被告の裁判を担当している検察官は「釈放された理由についてはわからない」としたうえで「事件後、ネベス被告は日本からブラジルに逃げ帰っており、今回また逃亡しないか心配だ」と話している。
裁判は継続されていますが、ネベス被告が逃亡せずに今後の公判にも出頭するかどうか懸念する声が出ています。
今回の釈放について、殺害された3人の遺族で、静岡県焼津市に住むミサキ・コウイチさん(48)は「3人も殺しているのに釈放されるとは理解できない。逃亡される可能性もあり、あってはならないことだ」と話しています
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(横浜)
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