柔道帯の最高位、”紅帯”ですが
・ 所持者に投げられてきた!
オリンピック選考試合でも、選手たちが黒帯を締めている姿はカッコイイもの。しかし、柔道のスゴイ人は紅帯を締めるらしい。すると、編集部から「柔道初段として投げられてきてよ~」とのお達しが…。な、何と恐れ多い!
…が、柔道の総本山、講道館に聞いてみると、紅帯を持つ安部一郎十段(85歳)はあっさり「あ、いいよ」。マジッスか…。そこでまず、柔道の段位について、審議部の津村弘三氏(五段)にお話を伺った。
講道館の規定によれば、初段~五段が黒帯、六~八段が紅白のだんだら帯。九段と十段に、紅帯が与えられるという(女子は八段から)。でも、テレビなんかでは黒帯しか見たことがないんですけど…。
「六段は、五段取得から最低でも5年は必要です。また、六段までは試合成績と修行期間、形の習得で審議されますが、七段と八段は、審判活動(審判にはライセンスが必要)、指導実績、柔道の普及発展に尽くした功績なども加味されるんです」
六段以上の取得は、ものすごく困難な道のりってことなんですね。だから目にしたことがなかったのか…。ちなみに、かの谷亮子選手は四段、4月に引退を表明した井上康生選手は五段。じゃあ、九~十段の取得となると、その審議は…。
「これはもう、ルールを作れる世界ではありませんね。同館の安部先生は、昭和26年からヨーロッパで指導をされてきました。
柔道が世界的に日本語で行われているのは、安部先生の功績。つまり、ご自身が“柔道”という存在なんです」(同氏)
十段が紅帯と定められたのは昭和5年だ。120年の歴史でも取得者は15人で、ご健在なのは3人。
そのうちの最高齢者が安部一郎氏なのだ。では安部十段、お手合わせを! と、組み合った瞬間。スパーン!!
袖以外に触れられた感覚もないまま、畳の上に…。
まさに「柔能く剛を制し、剛能く柔を断つ」。こんな柔道とったの…初体験です(ハート) 安部先生、明日から弟子にしてください!
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