学校裏サイト3万8千件、「ウザイ・消えろ」
いじめの温床になっているとして社会問題化しているインターネット上の「学校裏サイト」を文部科学省が調べたところ、集計がまとまった39都道府県だけで約3万8000件が開設されていることがわかった。
このうち少なくとも2割で、「ウザイ」(うっとうしい)「氏ね」(死ね)といった特定の個人への攻撃や中傷が確認された。
同省は14日午後に都道府県の青少年行政の担当者などを集めて開く「ネット安全安心全国推進フォーラム」で集計結果を公表、対策の具体的検討に乗り出す。
「学校裏サイト」は、学校の公式サイトとは別に、児童や生徒などが開設した非公式な掲示板の総称。
同省によると、学校裏サイトを通じた中傷やいじめは2006年ごろから目立ち始め、同年秋には、仙台市内の中学3年の男子生徒が「この世から消えろ」などと中傷されて不登校になり、書き込んだ生徒2人が家裁に送致された。
昨年7月に神戸市の高校3年の男子生徒が自殺したケースでは、サイト上に裸の写真や悪口が投稿されていた。
ネットを巡るトラブルの相談を受けている「全国webカウンセリング協議会」にも、学校裏サイトに関する悩みや相談が昨年1年間に374件寄せられた。
このため、同省は今年1月から民間の調査会社とNPO(非営利組織)に委託して実態調査を開始。
裏サイトを紹介している「全国学校サイトRANK」や、ネットの巨大掲示板「2ちゃんねる」から探し出したり、中高生から直接聞き取ったりする方法で集計した結果、九州と沖縄を除く39都道府県で約3万8000件あることがわかった。
こうした裏サイトを大きく分けると、
〈1〉学校名をタイトルに掲げ、その学校の生徒や卒業生が利用している
〈2〉「高校野球」や「修学旅行」など特定のテーマについて複数の学校の子供が利用する
〈3〉巨大掲示板上で情報交換する〈4〉友人が作成したホームページの掲示板で情報を交換する――4種類。
この中の2~3割で、「キモイ」(気持ち悪い)「消えろ」「学校来るな」などと特定の子供を攻撃する書き込みや、「顔デカイ」「ブス」「チビ」などと容姿を中傷する文言が見つかった。
同省は群馬、兵庫、静岡の学校裏サイトをサンプルとして抽出。書き込み内容をさらに詳しく分析し、教育委員会やPTAに実態を周知したい考えだ
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(横浜)
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